作者インタビュー
著者近影
カズミヤアキラ先生
ホームページ:世緋亜◆摸細工

http://www.geocities.jp/sepimoza/
出身:名古屋と岐阜の間。
趣味:音楽鑑賞とライブ、ドールなど。
特技:料理が少しできるくらい?
――マンガ家を目指したきっかけを教えてください。
カズミヤアキラ(以下、カ):昔から同人誌のイベントにはちょくちょく参加していたんですが、同じ会場に商業でも活躍されているプロの方が結構いることに衝撃を受け、遠い世界ではないのだと実感しました。もともと絵を描くのは好きだったので、自分にもなれるのではないかと思ったんです。
――ペンネームは本名っぽいですが、やっぱ本名なのでしょうか?
カ:地元の名前を拝借して読み仮名を変えました。アキラは本名ですよ。
――デビューされる前は何をされていたのでしょうか?
カ:会社勤めしていたんですが、漫画家への夢は諦めずに趣味で絵を描いていました。仕事も3Kでつらかったんですが、それと並行して徹夜でイベントや出版社への持ち込みのためにしょっちゅう上京したりなど、結構大変でしたね。
――デビュー後の苦労話などありましたら、お聞かせてください。
カ:ようやく担当さんがついてデビューでさせてもらえることになったんですが、締め切り当日に原稿を持って行ったら雑誌掲載の話自体がなかったことにされたり、ということもありました。他にもアシスタントの時代とかも振り返ると色々あるんですが、不幸自慢大会になりそうなのでこのへんにしておきます(笑)。
――今でもドタバタしてて大変そうですが…。
カ:『ネクロフィリア』と並行して、作画だけですが、あるアダルト系のコンビニ誌でも描いてたりします。アシスタントもいるとはいえ、同時連載ですから作業がたまって血祭りでしたね。主にお尻が……(笑)。デビュー作も結構エッチなテイストのコメディでしたし、ヴァルキリーでもてっきりエロ系のものを描かなければいけないんだと思っていました……僕、ホントにパンチラとか描かなくていいんですか?
――リーゼロッテちゃんのパンチラは歓迎なので是非お願いします。ところで、リーゼロッテや同人誌を拝見しますと少女のゴスロリファッションに非常に凝ってますね。何か参考にされたりしているのでしょうか?
カ:好きなゴスロリブランドのホームページやそういう雑誌を参考にしてます。ドールに着せたいとか考えて見てたのですが、購入する経済力もないので、自分のキャラクターに着せてニヤニヤしてます。装飾やフリルは「愛」で描いてます。
――好きな映画や本はありますか?
カ:『LEON』『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』などですね。あんまり書くと漫画のネタバレになりそうなのでほどほどにしておきますが(笑)、オッサンと少女の組み合わせってすごく好きなんです。前に描いた『蠱毒の国のアリス』はそんな感じでしたが、『ネクロフィリア』の主人公も最初はオッサンにしようと思ってました(笑)。
――『ネクロフィリア』はどんな想いで生まれた作品なのでしょうか?
カ:さっき言った映画などを色々見ていたら変なスイッチが入ってしまい、十年くらい前から設定や落書きをチョコチョコ描いていました。オリジナルの同人誌などで発表していたのですが、連載のお話を頂いたときにより幅広い層の読者に読みやすくするため、設定を結構大幅に変えました。方向性はあまり変わっていませんが……。
――それにしても1話のラストがあんな感じだったりと、わりとテーマがヘビーですね……。ホラー映画とかよく見られるのでしょうか?
カ:幼い頃に見た『遊星からの物体X』のせいでグロテスクなモノに惹かれ、その流れから洋画の雰囲気ホラーみたいな作品も好きになりました。ベタですがティム・バートン作品あたりが特に。
――今回、連載スタートしてみて、苦労された点はありましたか?
カ:とりあえず……私自身、まだ絵が完成しているとは思っていないので統一感を出せないなーと改めて実感しました。特にカラーがあまり上手く描けないんです。ヴァルキリーの他の作家さんように、エロくて可愛いカラーなんかはどうやったら描けるんでしょうか? アナログの感じは捨てたくないので、今風の絵といい感じで調和していきたいと思っています。
――最後に本作品で注目して欲しい点と、読者の皆さんにメッセージをお願いします。
カ:リーゼロッテの無垢なヒロインっぷりとか主人公ゲオルグのウジウジと苦悩しているところとかがどんどん変貌していく様子や、そんな二人の対比……ですかね。ともあれ一般誌の連載は今回が始めてなので、皆様に楽しんでもらえるよう丁寧に頑張ります!
(『隔月刊コミックヴァルキリー』2011年5月発売号より一部再録)







